好き嫌いなく、お行儀よく。

Posted June 3rd, 2015 by Hikariko_Date

乳幼児をもつお母さんにとって、食事は大きな問題です。たまにはレストランでゆっくり食事がしたいのに、子供が走ったり騒いだりするからレストランに行けない。一体この子がいくつになったら、落ち着いてレストランで食事ができるんだろう。そう考えているお母さん、子供をお行儀よく座らせるのは、実は簡単なのです。一体どうやって躾けるのか? 私が子供たちを区役所の食堂につれていくと、周りの人たちに驚かれます。『偉いわね!こんなに小さいのに、みんなお行儀よくお座りして、自分で食べてる!』と。そして子供たちは、家では決して食べない物も残さず全部食べます。そこで行儀よく、残さず全部食べてもらうためのポイントを説明します。

まず、《残さず食べさせるためには》

(1)食事と食事の間は、水で繋ぎ、スナック菓子・ジュースなど余計な物は一切与えません。

(2)お弁当は、腹8部になるようにやや少なめに作ります。子供が「もう少し食べたい」と思った時に足せるように、小さなパンなどを余計に持たせておきます。もし、このパンを食べなかった場合、翌日の朝食などにまわします。『食べ物を粗末にしない!絶対に捨てない!』これはとても大事な躾です。

(3)デザートは見えないところに置き、ご飯を全部食べてから出します。

(4)まず、子供の嫌いなものを1番に食べてもらいます。嫌いな物を食べ終わるまで、他のものは手の届かないところにおきます。子供が、嫌いな物を頑張って食べている時には「偉いね!」と褒めるのがポイントです。

次に、《お行儀よく食べさせるには》

(5)どんな場合もそうですが、ヒートアップしている子供を静かにさせるのは、大変です。ですから、レストランや食堂に入る前に「レストランでは、走ったり騒いだりしちゃだめよ!みんなに迷惑だからね! ○○ちゃんはおりこうだからできるよね!」というように説明し、約束させます。

(6)万に一騒いでしまった場合、怒鳴ったり追いかけたりすると、更に盛り上がってしまいます。これが『手に余る2歳児』だったりすると、今度は大声でひっくり返って泣いたり最悪の状況になってしまいます。私はこういう時は唇に指をあてて「しー静にしようね」と、できるだけヒソヒソ声で言います。しかし、ジェスチャーは大げさに! そうすると、2、3歳のチビの場合「しー静かに」と小声で真似をします(笑)「みんなの迷惑になるから、お行儀よく静かにしようね」と小さな小さな声でつけくわえます。すると子供たちは、とても小さなヒソヒソ声でお互いに「騒いじゃいけないんだよ。迷惑だからね。」「しー 静にしようね!」と全員が小さな先生になって注意しあいます(笑) ここで、「みんなお利口だねぇ~! お行儀がいいなぁ~!」と褒めるのがポイントです。すると、「ボクお兄ちゃんだから、お行儀がいいんだよ!」と自慢し合い、こんどは背筋をピンと伸ばし競争でお行儀よくします(笑)

(7)しかし、子供は本来大騒ぎが大好きです。だから、子供を静かにさせたときは、次に発散させる。このメリハリが非常に重要です。写真は、食堂でお行儀よく残さず食事をした子供たちが、大声を張り上げながら公園に走って行くところです。

子供に振り回される育児ではなく、こちらが子供の手綱をしっかり引きましょう!

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子供はみんな小さな科学者

Posted May 11th, 2015 by Hikariko_Date

幼稚園に入園するまで、家の中で母と子の二人。テレビと山のようなオモチャが友達。これは大変危険な育児です。こういうお子さんは、たまに公園につれて行っても、ママを相手に遊びます。何かをじっくり観察したり、友達とコミュニケーションをとるように育っていないのです。「ママおいで!」そしてブランコにのると「ママおして!」。そして自分の思い通りにママが動いてくれないと、ギャーギャー泣いてママを脅します。こんなお子さんが最近増えています。

三つ子の魂百までです。ヨチヨチ歩けるようになったら、友達と一緒に草花や虫を観察しましょう。何かを発見するたびに、お互いに声をかけあい感動を分かち合う、これは貴重な経験です。そして家に帰ったら図鑑などを見ながら、今日見たもの、例えば蟻の巣が地面の中でどんなふうになっているのかを説明します。花を乱獲しないこと。小さな虫にも命があること、だから理由もなく踏みつぶしたりしない事も教えていきましょう。また、一つの花からも多くのことが学べます。例えば、タンポポは賢い花です。光合成しやすいように、葉を太陽に向けて一杯に広げています。花の背は低く、種の背は高い。花が種になる時茎が伸びるのです。「何故種になる時茎が伸びるんだろう?」子供たちに問いかけてみて下さい。遠くに種を飛ばすためです。

ヨチヨチ歩きの一歳から、科学の目は育っています。家にある、山の様なオモチャをしまいましょう。そして、テレビやゲームに子守りをさせるのはやめましょう。小さな頭で子供たちは色んなことを考えています。子供はみんな小さな科学者です。

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ルールを決めて、しっかり説明する。

Posted May 11th, 2015 by Hikariko_Date

よく、道路や駐車場で子供と追いかけっこをしているママを見かけます。「あッダメ!ダメ!」「危ない!」「走らないよ!」しかし子供はちっとも言う事をきいてくれません。もう、すでに『ふざけるモード』になっていて、何を言っても聞こえないのです。どうすれば言う事を聞いてくれるのでしょう。まず、ルールを決めて、行動を開始する前にしっかり説明します。これは、子供たちが場所を移動するときの様子です。「移動は3人で手をつないで行くよ。絶対に走らない。そしてふざけない。道路や駐車場は車がくるからね、走ったりふざけたりしていると危ないよ!」「公園に行く時は赤い道を歩こう。公園に着いたら走っていいよ。それじゃぁ出発!」のように。そして子供たちがビシッと決まりを守っている時は、しっかり褒めます!「さっすがお兄ちゃんは違うねぇ~!!カッコいいなぁ~!!」叱って言う事をきかせるのではなく、褒めて言う事をきかせる、是非やってみてください。

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子供の無駄なエネルギーをお手伝いに!

Posted May 11th, 2015 by Hikariko_Date

「やだ!」「ダメ!」を連発する2歳児。いたずら一杯3歳児。この有り余るエネルギーを消化するうまい方法の一つがお手伝いです。無理にやらせようとすれば「ヤダ!」と言われてしまいます。うまくこれをやらせるためには、まずこちらが楽しそうに掃除などします。すると子供は、「ボクがやる!」と割り込んできます。ここで、すぐに渡さずに「できるかなぁ…これは、お兄ちゃんじゃないとできないんだよね。難しいんだ!」ともったいぶると、「ボク、お兄ちゃんだからできるよ!」と頑張ります。「じゃぁ~お願いしようかな。」あとは、ひたすらおだてます。「さっすがお兄ちゃんは違うな~!!」毎日子供との戦いのお母さん、子供の無駄なエネルギーをうまく消化させましょう!

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一つのことに取り組む

Posted May 4th, 2015 by Hikariko_Date

ゴールデンウィーク、アウトドア派の家族は山や川などに出かけて行き、ワイルドな経験ができてよいのですが、問題はインドア派の家族です。子供をおとなしくさせるためによく取る手段が『テレビに子守りをさせる』方法です。おさるのジョージなど見せておけば子供はいい子にしているので、ついついテレビをつけてしまう訳ですが、これがどれだけ『不幸な子供』を育てているか自覚してほしいのです。いつもテレビに子守りをさせているお母さん、ちょっとテレビを消して積み木などやらせてみてください。もしあなたのお子さんが、15分で『もう飽きた!』とぐずるようなら、小学校に入学してから『勉強しなさい!』とあなたがどんなに怒鳴っても無駄です。忍耐力が無いわけですから。先日、見学に来たあるお子さんが「マー マー マー マー… 」と積み木を見て泣き叫ぶ姿を見て、私は本当に危機感を感じました。これは、「ママ助けて! お菓子持って来て! ジュース買って来て! オモチャ持って来て! テレビ見たいよー!」の意味です。 お絵描きでも、粘土でも、積み木でも何でもいいです。1日の中で、一つのことに取りくむ時間を作ってほしいものです

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チャーリーブラウンのアニメに出てくるライナスは、いつも毛布を持っていますよね! ライナスは、この毛布を手放すと心理的に不安になるのですが、実際これに良く似た場面を見る事があります。幼児が感触の良いフワフワのタオル、毛布、縫いぐるみ、帽子などに執着する時は、多くの場合、心理的理由があるのです。 例えばSちゃん3歳の場合、お父さんが難しい病気で長期にわたり入院したときのことです。Sちゃんにお父さんの厳しい状況をよーく説明したところ、Sちゃんはそれをしっかり理解し泣く事もなくお母さんと離れて過ごしました。一見Sちゃんは、何事も無いようにみんなと元気に過ごしていましたが、お迎えの時間になると(みんなのママは来ても、Sちゃんのママは迎えに来れない訳ですが)自分のバックからフワフワのバスタオルを出してきて、それに包まっていました。また、最近Kちゃん(3歳)に妹が生まれました。ママの関心を引くために泣いて困らせたこともあったKちゃんですが、この日はこのフワフワ帽子をかぶって笑顔で元気に頑張っていました。つまり、ちょっと無理をして それでも自分なりに精一杯頑張っているとき、幼児にはこんな現象が出て来るのです。

こんな時大切なのは、『コミュニティとサポート』です。昔は『ご近所』というものがあり、困っている時は、ご近所の皆さんが助けてくれたものですが、現代は意図的にこれに変わるコミュニティを作っていく必要があると私は思っています。積極的にママ友サークルを作りましょう。このママ友サークルに、育児が終わって暇にしているおばあちゃまなど入れる事ができたらならベストです。

さて、問題の『ライナスの心理』ですが、静かにしているからと言って見逃さないようにしましょう。子供たちの『寂しい気持ち』がこうしたフワフワグッズに執着するわけですから、こういう時私は、SちゃんやKちゃんを抱きしめたり、膝の上にのせて本を読んだりすることにしています。つまり、スキンシップが大切なわけです。 そして頼りになるのが『友達のサポート』です。乳幼児の頃から仲間と過ごして来た子供は『空気が読める』ようになります。友達の気持ちが解るのです。 だから特別な状況にある仲間の特別扱いも、決して『ずるい!』などとは思いません。そしてさりげなく仲間をサポートしてくれます。

暖かいコミュニティ、そして仲間と一緒に乳幼児期を過ごした子供は、強く人の痛みの解る優しい子供に育って行きます。IMG_3105 search-1

昨日1時間泣続けたKちゃん。保険福祉センターの方から、「こんなにギャーギャー泣くのは具合が悪いのかも知れないので、お母さんを呼んで下さい!」と言われました。しかし、私にとってはこの程度のギャーギャー泣きは日常茶飯事です。なので、もちろんお母さんは呼びませんでした。幼児には『脅し泣き』というのがあります。自動販売機の前でひっくり返って泣く子供ですね。『買わないともっと泣くぞ! もっと困らせるぞ!』という『泣き』です。これには絶対に負けてはなりません! それでは、何故Kちゃんはこの『ギャーギャー泣き作戦』を強行したのでしょう? 実はKちゃんには最近妹が生まれたのです。当然ママは生まれたばかりの妹にかかりっきりです。しかし1週間前Kちゃんがインフルエンザにかかったため、このところ妹の方を向いていたお母さんが看病ということでKちゃんの方を向いてくれるようになったのです。そこでKちゃんは『そうか! 調子が悪いとママは自分の方を向いてくれるんだな!』と思ったのでしょう。さて、この『ギャーギャー泣き作戦』普通なら15分も泣けば諦めてくれるのですが、Kちゃんは15分無視されたぐらいではへこたれません。何故なら彼女は元プロボクサーの娘で、父親譲りの体力と持久力と根性があるのです(笑) これがなかなか手強い! 例えば、ある子供が突然この子をぶん殴った時のことです。その時Kちゃんはまだ1歳でしたが、驚いた事に、豪快に笑いながら前進したのです。『あんた、あたしが そんなことで、怖じ気づくとでも思ったの? やれるもんならもう一発やってみなさいよ!』そんな感じでしたね(笑) そんな超大物ですから、こちらも毅然とした態度を見せないとナメられてしまいます。

 さてこんな『子供のギャーギャー泣き作戦』の対処法ですが、怒ってもダメ!叩くのはもっとダメ!!  諭そうなんて思って何か言っても無駄! ヒートアップしている子供に何を言っても聞こえません。  お菓子なんてあげてなだめたらそれこそ大変な結果になります。こんな時は、毅然とした態度で、静かにこの状況が過ぎるのを待つのです。しばらくするとKちゃんは何事もなかったように『積み木』を始めました。こちらの勝利ですね!(笑 ) さて、 大事なのはここからです。『やっと泣き止んだか!』なんてホッとして知らん顔していてはいけません。機嫌良くなったらすかさず声をかけます。これが『笑顔一杯の子供』を育てる秘訣です。つまり、『ギャーギャー泣くと無視されるけれど、ニコニコしているとこっちを向いてくれる。いいことがあるよ!』と学習させるのです。『泣きっ面に蜂』そして『笑う門には福来る』ということですね。

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大人の対応一つで、子供は全く違う子供に変身します。そしてこんな素敵な笑顔に!

 

 

 

2015  謹賀新年

Posted January 6th, 2015 by Hikariko_Date

今年は、戦後70年という節目の年ですね。『戦争』という言葉で、私が真っ先に思い浮かべるのは、17歳の特攻隊員大石伍長が妹に送った遺書『静ちゃんへの手紙』です。http://youtu.be/nQ0AN524pF4 これを読んだなら、平和を祈らずにはいられません。そして、この節目の年に私が思うことは、父母、祖父母、先生がたへの『感謝の気持ち』です。

 私の両親は大連で終戦を迎えました。その時父は16歳、母は15歳。私が少女時代に、母の口から度々飛び出す言葉と言えば『ボロは着てても心は錦』でした。戦争で何もかも失っても、『大和魂』そして『日本人の誇り』だけは失いたくないという両親の思いが、家庭教育の様々な場面で伝わってきました。「努力して修得したピアノの技術は、誰も私から取り上げることはできない」と言うのがピアニストの母の口癖でした。これは、終戦にロシアが不可侵条約を破り満州に攻め込んで来た時、全てを失って日本へと向かう帰還船の中で、17歳の母が思ったことです。 そして小学校の入学式の朝、父が私に言った言葉は「いいか、背筋をピーンと伸ばし、話をする先生の目を真っすぐに見ろ! 三歩下がって師の影を踏まず。」でした。これは間違いなく、戦前の教育だと私は思うのです。私の父は非常に穏やかな性格で、うるさい事はほとんど言わない人でしたが、人生の要所要所で大切な事を確実に子供たちに伝えて来たと思います。私が小学校で教科書を貰って帰って来ると、父はその内容を見て嘆きました。その数日後父は、宮沢賢治の詩と徳川家康の言葉が書かれた衝立を買ってきました。

雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ

丈夫ナカラダヲモチ

慾ハナク

決シテ瞋ラズ

イツモシヅカニワラッテヰル

一日ニ玄米四合ト

味噌ト少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ

ジブンヲカンジョウニ入レズニ

ヨクミキキシワカリ

ソシテワスレズ

小サナ萓ブキノ小屋ニヰテ

東ニ病気ノコドモアレバ

行ッテ看病シテヤリ

西ニツカレタ母アレバ

行ッテソノ稲ノ朿ヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ

行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ

北ニケンクヮヤソショウガアレバ

ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒドリノトキハナミダヲナガシ

サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ

ホメラレモセズ

クニモサレズ

サウイフモノニ

ワタシハナリタイ

(宮沢賢治)

人の一生は重荷を負て遠き道をゆくが如し。いそぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし。こころに望おこらば、困窮したる時を思ひ出すべし。 堪忍は無事長久の基。いかりは敵とおもへ。勝事ばかりを知りてまくる事をしらざれば、害其身にいたる。おのれを責めて人を責めるな。及ばざるは過ぎたるゆりまされり(徳川家康)

小学校に入学したら、このくらいのことは学んでほしい。戦前の教育は、これくらいのレベルだったと父は言いたかったのでしょう。

 私が大学に入学したとき(私の専攻は数学でしたが)、当時『日数教』会長の松尾吉知先生が私たち学生に話したエピソードは、「終戦直後、私は息子の算数の授業を見て呆然とした。生徒が皆、歩き回っているのだ。何をしているのかと思えば、『買い物ごっこ』だという。戦前の日本なら、『鶴亀算』をやっているころだ。『敗戦で押し付けられたこの最悪の教育を、やすやすと受け入れる訳にはいかない!日本人の誇りをとりもどさなければ!!』と私は思ったよ。『平等』ということで、全員が同じ簡単なことをやる。意欲のある生徒に難しい事を教えようとすると『差別だ』という。差別とは何だ? 生徒は一人一人皆違うのに、全員同じ事をやる方が差別だろ! 君たちは、そう思わないか? しかし日本の算数と数学教育は、今や世界のトップレベルだ!」あの時の松尾先生の誇らしげな顔を忘れません。私たちが高校3年のころ使っていた『数学Ⅲ』の教科書の内容は素晴らしかったと思います。松尾先生のような気持ちの熱い先生がたがいて、あの時あの数学教育があったからこそ、日本人は今、ノーベル物理学賞が取れるのだと私は思うのです。「戦後日本は、憲法も教育も押し付けられ、アメリカに見事に解体された。」と嘆く人がいますが、確かにそうかもしれない… それでも戦後の日本人は、まんざら捨てたもんではないと私は思いたい。 人は押さえつけられれば押さえつけられるほど、『反発する力』が働くからです。その結果私たちは、実は見えないところで根を伸ばしてきたのだと。寒い冬に枯れ木が見えないところで根を伸ばすように。東日本大震災で、日本人の災害時にも取り乱す事の無い冷静な姿は、世界で高く評価されました。そして、小さなことかも知れませんが、私が住む瑞穂という街を、街中歩いてもゴミは一つも落ちていません。日本で財布を落とせば、必ずもどってきます。『負けるが勝ち!』今、日本人の民度は世界トップクラスです。また、『最近の若い者は…』と嘆く人がいますが、最近の若い人といえば、あのソチオリンピックの浅田真央ちゃんのフリーの演技には涙が出ました。http://youtu.be/5kGe6Sulrak 『いいぞ!やまとなでしこ。君は日本人の誇りだ!』と思いましたね! メダルなんかいらない。失敗しても、最後に日本中に感動を与える演技をしてくれればそれでいい。「ありがとう真央ちゃん」将に『負けるが勝ち!』。

敗戦から70年。私たちの父母、祖父母が築き上げて来たもを、しっかり受け継いでいきたい。百年後も二百年後も…

 さて幼児教育についていえば、小学校入学式の朝、父が私に言った言葉を私は教室の子供たちに伝えています。それは『学ぶ態度』です。『人がお話しているときは、真っすぐに話している人の目を見ようね』これは、1歳から躾けられる教育の見えない石垣の一つです。 見て下さい! この子たちの可愛らしい姿を(笑)

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躾(掃除)

Posted December 23rd, 2014 by Hikariko_Date

幼児期、私は兄と一緒に剣道の道場に通っていました。私の父が子供たちに武道を学ばせた理由は、ズバリ精神教育をしたかったからです。剣道の稽古は、まず『雑巾がけ』から始まりました。『雑巾がけ、黙想、そして稽古に入る』といった順序です。稽古の前に掃除をする。これには『精神的な意味』があると思うのです。『学び舎を清める』といったところでしょうか。剣道だけではなく、日本の学校では自分たちの教室は自分たちで掃除しますよね。まず先生が率先して掃除をする。その姿を見て、小さい子供たちも真似をして掃除をする。私たちはこれを当たり前にやっていますが、しかし外国人が見ると驚くのです。

私の長男がオーストラリアの高校に留学していたとき、学校のゴミをかたずけようとすると、周りのオーストリアの生徒たちが『それは、掃除夫の仕事だ』と言って驚いたそうです。日本にも掃除夫はいますが、自分たちが散らかしたものは皆自分たちで片付けるのが『日本人の常識』です。息子の通うオーストラリアの高校や大学では、主に南米から来た人が掃除をしていたそうですが、ある日掃除のおばさんに「いつも僕たちの学校を奇麗にしてくれてありがとう!」と息子がお礼を言うと、掃除のおばさんはニッコリ笑い『そんなこと言われたの初めてだよ! 可愛いね!」と言ったそうです。

今年のワールドカップ初戦敗北の後、日本のサポーターがゴミ拾いをして帰った事が、ブラジルで高く評価されています。また、サウジアラビアのある番組http://youtu.be/RXI5fPY9HqAでは、こうした日本人の考え方が戦後の日本の経済成長と関係あると紹介されています。私も子供たちに2歳から『自分たちの学ぶ部屋は、自分たちで掃除をする』ように躾ています。『城を建てる前にはまず石垣を』と私は若いお母さんたちにいつも話していますが、こうした躾が教育の見えない『石垣』となるのです。

見てください!この子たちの可愛い姿を! 

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人生で、PKを外す経験を積む

Posted December 8th, 2014 by Hikariko_Date

先日、優等生の3歳児Fちゃんがお弁当を床に落として大泣きになりました。3歳で読み書きできて、諺カルタも全部覚え意味や使い方まで知っているFちゃん。この優等生のFちゃんが今一番いやなことは、みんなの前で失敗することです。気性の激しいFちゃんは、1時間大泣きしました。優等生ほど、失敗と挫折の経験を積むことが大事だと私は思っています。

私の次男は、失敗の少ない子供でした。次男は、幼稚園や小学校・中学校の保護者面談ではいつも「文武両道で生活態度もよく、言う事は何もありません」と言われ続けてきました。サッカーでは幼稚園のころからPKは必ず一番に蹴り、小学校の4年まで一度も外したことがなかったのです。そんな次男がPKを外したのは、御殿場遠征の時でした。今までどのコーチも次男をPKの1番にしていたのです。しかしその日、次男はPK2番でした。PK1番になった男の子は、プレッシャーで外してしまいました。後で「1番のプレッシャーで足がガタガタ震えた」と話していました。一方次男は『一体なぜ自分は2番になったんだろう? 自分のどのプレーが、コーチの信頼を失ったのだろう?』と雑念がクルクル頭の中を回ったそうです。そして、ボールはバーを超えていきました。3番目に蹴った子は、今まで一度もPKを外したことがない次男がPKを外したのを見て泣き出しました。何度もコーチの方を振り返り、しばらく立ちすくんでいました。そしてPKは外れ。選手たちは次々とPKを外し、この試合は負け試合となりました。試合の後でコーチから「いつも同じ選手ばかりがPK1番を蹴るのではなく、たまには違う選手に経験させてみたかったんだ。」という説明がありました。「それなら最初に子供たちに説明してくれれば良かったのに!」と腹をたてる保護者もいましたが、私は良い経験をしたと思っています。『人生何が起きるかわからない』そういう意味で、また失敗の少ない次男にとって、あれは貴重な経験だったと思うからです。

子供をよく観察すると、失敗する瞬間がわかる時が多数あります。『転ばぬ先の杖』という諺もあり、失敗を避けることもできますが、私は寧ろ子供たちに失敗を避けない選択をします。それはリンゴが剪定されて大成するように、失敗と挫折を沢山経験することにより、子供は強く逞しくそして一回り大きく成長すると私は信じるからです。もう一つ大事な事は、子供が失敗したとき『失敗は成功のもと』だと励ますことです。この事はやがて子供たちの『チャレンジ精神』へと繋がっていくことでしょう。

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