他の子にはうまくいく方法が、我が子にはうまくいかない。育児書に書かれてる方法が、我が子には通用しない。そんな経験はありませんか? 何故そうなるのか? 育児書に書かれているのは、最も多いタイプの子供についてその対処法が書いてあるからです。子供は十人十色、まず我が子のタイプを分析するところから。左の子供と真ん中の子供は、今カード取りに夢中です。文字という物に関心がでてきたからです。『読める』『出来る』ということが楽しいのです。しかし右の子供も文字には関心がありますが、カードは断固としてとりません。この子は『人から何かをやらされている』と感じ取ったとたんに、『やってなるものか!』という気持ちが働くのです。このタイプのお子さんに、力ずくの育児は禁物です。子供と戦闘状態になってしまいます。こういうお子さんはちょっとした工夫が必要です。子供の性質が短所となるか長所となるかは、接する大人次第です。反抗児は多くの場合負けず嫌いです。だから、それを利用するのです。「今からゲームをやるよ! もしRちゃんが取れないカードがあったら、他のお友達がとっていいよ!』と決めます。すると『カードとりなど絶対にやるものか!』そう思っていたRちゃんが『このゲームに絶対に負けてなるものか、一枚も友達には取らせないぞ!』とスイッチが入ります(笑) Rちゃんは一気に顔つきが変わり、全部カードを取りました(笑)

乳幼児をもつお母さんにとって、食事は大きな問題です。たまにはレストランでゆっくり食事がしたいのに、子供が走ったり騒いだりするからレストランに行けない。一体この子がいくつになったら、落ち着いてレストランで食事ができるんだろう。そう考えているお母さん、子供をお行儀よく座らせるのは、実は簡単なのです。一体どうやって躾けるのか? 私が子供たちを区役所の食堂につれていくと、周りの人たちに驚かれます。『偉いわね!こんなに小さいのに、みんなお行儀よくお座りして、自分で食べてる!』と。そして子供たちは、家では決して食べない物も残さず全部食べます。そこで行儀よく、残さず全部食べてもらうためのポイントを説明します。 まず、《残さず食べさせるためには》 (1)食事と食事の間は、水で繋ぎ、スナック菓子・ジュースなど余計な物は一切与えません。 (2)お弁当は、腹8部になるようにやや少なめに作ります。子供が「もう少し食べたい」と思った時に足せるように、小さなパンなどを余計に持たせておきます。もし、このパンを食べなかった場合、翌日の朝食などにまわします。『食べ物を粗末にしない!絶対に捨てない!』これはとても大事な躾です。 (3)デザートは見えないところに置き、ご飯を全部食べてから出します。 (4)まず、子供の嫌いなものを1番に食べてもらいます。嫌いな物を食べ終わるまで、他のものは手の届かないところにおきます。子供が、嫌いな物を頑張って食べている時には「偉いね!」と褒めるのがポイントです。 次に、《お行儀よく食べさせるには》 (5)どんな場合もそうですが、ヒートアップしている子供を静かにさせるのは、大変です。ですから、レストランや食堂に入る前に「レストランでは、走ったり騒いだりしちゃだめよ!みんなに迷惑だからね! ○○ちゃんはおりこうだからできるよね!」というように説明し、約束させます。 (6)万に一騒いでしまった場合、怒鳴ったり追いかけたりすると、更に盛り上がってしまいます。これが『手に余る2歳児』だったりすると、今度は大声でひっくり返って泣いたり最悪の状況になってしまいます。私はこういう時は唇に指をあてて「しー静にしようね」と、できるだけヒソヒソ声で言います。しかし、ジェスチャーは大げさに! そうすると、2、3歳のチビの場合「しー静かに」と小声で真似をします(笑)「みんなの迷惑になるから、お行儀よく静かにしようね」と小さな小さな声でつけくわえます。すると子供たちは、とても小さなヒソヒソ声でお互いに「騒いじゃいけないんだよ。迷惑だからね。」「しー 静にしようね!」と全員が小さな先生になって注意しあいます(笑) ここで、「みんなお利口だねぇ~! お行儀がいいなぁ~!」と褒めるのがポイントです。すると、「ボクお兄ちゃんだから、お行儀がいいんだよ!」と自慢し合い、こんどは背筋をピンと伸ばし競争でお行儀よくします(笑) (7)しかし、子供は本来大騒ぎが大好きです。だから、子供を静かにさせたときは、次に発散させる。このメリハリが非常に重要です。写真は、食堂でお行儀よく残さず食事をした子供たちが、大声を張り上げながら公園に走って行くところです。 子供に振り回される育児ではなく、こちらが子供の手綱をしっかり引きましょう!