毎日積み木で飽きる事なく遊べる子供は、積み木で何通りもの遊びを知っていて、日々色んな発見のあるお子さんです。天才数学者ガウスは、煉瓦職人の子供でした。ガウスが代数の問題を幾何学的にイメージできるようになったのは、幼児期の素朴な環境のおかげです。最近若者を虜にしている『アナと雪の女王』、その作品に命を吹き込んだのが、日本人のCGクリエイター糸数弘樹さんです。想像力の原点は、故郷の久米島。糸数さんは少年時代小石を並べて遊んでいたといいます。ガウスの少年時代とよく似ていますね! クリエイター人生の原点は、久米島の素朴な環境。 「小さいときから自分でものを作る。何もないので。 今の想像力に、もしかするとつながるのかな。」

私が幼稚園に行っていた頃のことです。私はミッションスクールに通っていたのですが、あるとき幼稚園の先生が言いました「神様は天にいて、サタンは地の底にいるのだ」と。それを聞いて、私はサタンに会ってみたくなりました。私の中ではサタンは『バイキンマンのような形』をした『性格の悪いキャラクター』でした。 私は、さっそくその日から『地の底にいる』サタンに会うためにスコップとクワで地面を掘り始めました。それを見て、近所の悪ガキたちが次々と集まってきました。『何やってんの? ピカちゃん!』と彼らも私のやっていることに興味をもち、一緒に穴を掘りました。大人たちも初めは笑って見ていました。「温泉が出そうだね!』とか『石油が出て来るかもしれないぞ!」と私をからかう大人もいました。しかし一ヶ月が過ぎると、大人たちの顔が引きつってきました。穴は、大人達が予想もしなかった程のとてつも無く大きな穴になったのです。そしてとうとう、このバカバカしい作業は大人達によって打ち止めとなりました。 さて、私にとってどうしてこの遊びがこんなに楽しかったのかと言うと、サタンに会えるかもしれない期待の他に、土の中から沢山の宝物が出て来たからです。カブトムシの幼虫、クワガタの幼虫、コガネムシ、セミの幼虫… 私は毎晩その日採集した宝物が何か図鑑で調べました。そして捕まえた幼虫は雄なのか?雌なのか? 子供は一見、大人から見るとバカバカしいような遊びの中から、多くのことを学んでいます。  

池の中を覗き込むと、アメンボがいます。水面に見えるのはアメンボだけ。しかし、これが全てではありません。本当は水の中には数えきれないほどの生き物が生息しているのです。『目で見えた物が全てでは無い』事を教えましょう。糸にスルメイカをつけて池に垂れてみると、釣れました!ザリガニが!! 『他にも何かあるかも知れない』『これが全てではないはずだ』と常に探求し、時には疑って見る。これは、科学の目を育てる大切なプロセスです。

「『E』ができたよ!」「『T』が一杯できたよ!」と言いながら積み木で遊んでいる2歳児たち。幼児の学習は遊びの中で。また、素朴なオモチャで何通りもの遊びが出来るように仕向けて行きます。その事が子供の想像力や思考力を伸ばします。「スゴいね!他にも作れる?」と褒めると『L』『F』『H』『N』… と次々と作って得意顔。子供をタイミングよく褒める! これは、とても大切な事です。また、遊びながら自分より小さい子のお世話をしている時もあります。「お兄ちゃんだね!」「赤ちゃんの面倒をみてくれてありがとう!」の声かけを忘れずに。この一言が、子供の心を大きく成長させます。